不動産査定を依頼したからといって、必ずしもそのまま売却しなければならないわけではありません。査定と売却は別のプロセスであり、「まだ売るか決めていない」「まず今の価格だけ知りたい」という段階でも、査定のみを依頼することは可能です。
査定を経て実際に売却へ進む場合は、不動産会社との媒介契約、販売活動、購入希望者との売買契約、決済・引き渡しという順序で進んでいきます。
本記事では、中野区で不動産査定を検討している方に向けて、査定依頼から売却完了までの具体的な流れと、それぞれにかかる期間の目安を解説します。
売却を決めていなくても、まず現在の価格を知ることから始められます。中野区で相談できる不動産会社を比較してみましょう。
【2026年最新版】中野区の不動産売却|失敗しない方法と相談先3選
査定依頼から契約までの流れ

不動産査定を依頼すると、査定価格の提示だけで終わる場合もあれば、そのまま媒介契約、販売活動、売買契約へと進む場合もあります。ここでは、査定依頼から契約までの各ステップを時系列で確認していきます。

1.不動産会社に査定を依頼する
査定の依頼は、所在地や物件種別、面積、築年数といった基本情報を不動産会社に伝えるところから始まります。多くの不動産会社では、電話やインターネットの問い合わせフォームから申し込むことができ、物件の状況を伝えるだけで概算価格の提示を受けられます。
ここで押さえておきたいのは、査定はあくまで物件の現在価値を知るための手続きであり、査定を依頼したからといって必ず売却しなければならないわけではないという点です。
「とりあえず価格を知りたい」という段階でも気軽に申し込める点が、査定依頼の大きな特徴といえます。売却を具体的に検討していない場合でも、問い合わせ時にその旨を伝えておくと、担当者とのやり取りもスムーズに進みます。
2.机上査定または訪問査定を受ける
査定には、物件情報や周辺の取引事例をもとに価格を算出する机上査定と、担当者が実際に物件を訪れて状態を確認したうえで価格を算出する訪問査定の2種類があります。
机上査定は短時間で概算価格がわかる一方、訪問査定は日程調整や現地確認が必要になる分、より実態に近い価格を把握しやすいという違いがあります。
概算価格をまず知りたい段階では机上査定、具体的に売却を考え始めている段階では訪問査定を選ぶのが一つの目安です。
どちらの査定方法を選ぶべきか迷う場合は、現在の検討状況を不動産会社に伝えたうえで相談すると、状況に合った方法を提案してもらいやすくなります。
| 比較項目 | 机上査定 | 訪問査定 |
| 査定方法 | 物件情報や周辺の取引事例などをもとに算出 | 担当者が現地を確認したうえで算出 |
| 現地訪問 | 不要 | 必要 |
| 査定までの期間 | 比較的短い | 日程調整・現地確認が必要 |
| わかる価格 | 概算価格 | 物件の状態を踏まえた価格 |
| 向いている人 | まず価格の目安を知りたい人 | 具体的に売却を検討している人 |
3.査定価格と算出根拠を確認する
査定結果を受け取ったら、提示された金額だけでなく、その価格がどのような根拠で算出されたのかを確認することが大切です。
周辺エリアの成約事例や物件の立地条件、築年数、建物の状態などが査定額にどう反映されているかを聞くことで、価格の妥当性を判断しやすくなります。ここで注意したいのは、査定額が高いからといって、その金額どおりに売却できるとは限らないという点です。
査定額は売却活動を始める際の目安であり、実際の成約価格は市場の反応や交渉によって変動します。根拠が曖昧なまま高額な査定を提示された場合は、その理由を具体的に質問してみるとよいでしょう。
4.依頼する不動産会社を比較する
複数の不動産会社から査定を受けた場合は、査定額だけで判断せず、査定の根拠や販売戦略、担当者の説明のわかりやすさなども含めて比較することが重要です。
同じ物件でも会社によって査定額や提案内容には差が出ることがあり、その違いを理解しておくことで、自分に合った依頼先の見つけやすさにつながります。また、売却価格の水準だけでなく、希望する売却時期との相性を確認しておくことも比較のポイントの一つです。
スピード重視なのか価格重視なのかによって、適した販売戦略は異なります。複数社の提案を並べて検討することで、納得感を持って依頼先を選びやすくなります。
5.不動産会社と媒介契約を結ぶ
比較検討のうえで売却を依頼する不動産会社が決まったら、媒介契約を締結します。
媒介契約には、複数の会社に同時に依頼できる一般媒介契約、1社に絞って依頼する専任媒介契約、専任媒介契約よりもさらに報告義務などが厳格な専属専任媒介契約の3種類があり、それぞれ契約期間や不動産会社からの活動報告の頻度などに違いがあります。
| 比較項目 | 一般媒介契約 | 専任媒介契約 | 専属専任媒介契約 |
| 複数の不動産会社への依頼 | できる | できない | できない |
| 依頼する会社 | 複数社も可能 | 1社 | 1社 |
| 自分で見つけた買主との直接取引 | できる | できる | 原則できない |
| レインズへの登録義務 | 原則なし | あり | あり |
| 不動産会社からの業務報告 | 規定なし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
| 向いているケース | 複数社に広く依頼したい | 1社に任せつつ自分でも買主を探したい | 1社に集中的に売却活動を任せたい |
どの契約形態を選ぶかによって、その後の販売活動の進め方や不動産会社とのやり取りの頻度が変わってくるため、契約前に各契約の特徴を把握しておきましょう。契約内容に不明点がある場合は、署名前に担当者へ確認しておきましょう。
6.販売活動を開始する
媒介契約を結ぶと、不動産会社による販売活動が本格的に始まります。不動産ポータルサイトへの物件掲載、購入希望者への物件紹介、内覧対応などが主な活動内容です。
この段階では、売出価格の設定や広告の見せ方によって、購入希望者からの反響や売却までにかかる期間が変わる可能性がある点を理解しておく必要があります。反響が少ない場合は、価格や写真、物件情報の見せ方を見直すことで状況が改善することもあります。
販売活動中は不動産会社からの報告を確認しながら、必要に応じて販売方針を相談していくとよいでしょう。
7.条件を調整して売買契約を結ぶ
購入希望者が現れたら、価格や引き渡し時期、付帯設備の扱いなどの条件をすり合わせていきます。双方の希望が完全に一致することは少ないため、不動産会社を介して条件を調整しながら合意点を探っていくのが一般的な流れです。
売買契約を締結する前に、宅地建物取引士から重要事項説明を受けます。内容を確認して合意した後に売買契約を締結し、通常は契約時に手付金の授受が行われます。
この段階まで来ると売却完了はもう目前ですが、引き渡しまでには住宅ローンの手続きなど買主側の準備も必要になるため、次章で解説する期間の目安もあわせて確認しておくと安心です。
売却完了までの期間の目安

査定から売却完了までにかかる期間は、物件の種別や価格帯、市況によって大きく変動するため、一律に「何日で終わる」と断定することはできません。ここでは、査定依頼から引き渡しまでの各段階について、期間の目安と変動要因を確認していきます。

査定依頼から媒介契約までの期間
査定依頼から媒介契約を結ぶまでの期間は、依頼する査定方法や比較する不動産会社の数によって差が出やすい段階です。
机上査定のみであれば数日以内に結果が届くこともありますが、訪問査定を希望する場合は担当者の訪問日程を調整する必要があるため、机上査定よりも数日〜1週間程度長くかかることがあります。
また、複数の不動産会社に査定を依頼して比較検討する場合は、その分だけ媒介契約までの期間が延びる傾向にあるでしょう。じっくり比較したい方は、査定依頼のタイミングをやや早めに設定しておくと、その後のスケジュールに余裕が生まれます。
媒介契約から買主が決まるまでの期間
媒介契約を結んでから購入希望者が決まるまでの期間は、売却活動全体のなかでも特に差が大きくなりやすい段階です。売出価格の設定、立地条件、築年数や物件の状態、そのときどきの市況など、複数の要因が絡み合って期間に影響します。
中野区不動産売却相談センターが公開する2022年~2024年8月の成約データでは、70.5%の物件が30日以内に成約しており、媒介契約から売買契約までの平均日数は28日とされています。
あわせて、販売開始価格と成約価格の乖離率が5%以内だった物件は71.8%で、媒介価格と成約価格の平均乖離率は4.93%とされており、適正価格での早期成約が実現しやすい傾向がうかがえるでしょう。
こうした実績データは、不動産会社を比較する際の参考材料の一つになります。
売買契約から引き渡しまでの期間
売買契約の締結後は、買主の住宅ローン審査・本契約の手続きや、売主側の引っ越し準備などを経て、物件の引き渡しへと進みます。引き渡し日は売買契約の締結時に売主・買主双方で話し合い、あらかじめ決めておくのが一般的です。
買主が住宅ローンを利用する場合は、審査や金融機関との調整に一定の日数がかかるため、現金一括での購入に比べて引き渡しまでの期間がやや長くなる傾向があります。
売主側も、引っ越し先の手配や荷物の整理などを引き渡し日から逆算して進めておくと、当日までスムーズに準備を進めやすくなります。
マンション・戸建て・土地で期間が変わる理由
マンション、戸建て、土地のどれであっても、物件種別だけで売却期間を一律に断定することはできません。
同じマンションでも、駅からの距離や築年数、価格帯によって購入希望者からの反響には差が生まれますし、戸建てや土地であれば、建物の状態や境界確定の有無、接道状況などが売れやすさに影響します。
そのときどきの周辺エリアの需要や競合物件の状況によっても、売却にかかる期間は変わってきます。物件種別だけで判断するのではなく、自分の物件が置かれている条件を踏まえたうえで、期間の目安を担当者に確認しておくと安心です。
| 物件種別 | 売却期間に影響しやすい主な要因 | 確認したいポイント |
| マンション | 駅からの距離、築年数、価格帯、競合物件 | 同じマンション・周辺マンションの成約状況 |
| 戸建て | 築年数、建物の状態、立地、接道状況 | 建物状態や土地条件 |
| 土地 | 立地、境界確定、接道状況、土地形状 | 境界や接道などの権利・土地条件 |
※物件種別だけで売却期間が決まるわけではなく、個別条件や市場環境によって変動します
査定から売却までの期間をステップ別に比較

ここまで解説してきた査定から引き渡しまでの流れと期間の目安を、ステップごとに一覧表で整理します。スマートフォンでも全体像を把握しやすいよう、主な内容と売主が行うことをあわせて確認してください。
ステップ別の期間目安一覧
査定依頼から決済・引き渡しまでの流れを、ステップごとの主な内容と期間の目安、売主が行うことに分けてまとめました。
ステップによって所要期間の幅が大きく異なるため、どの段階に時間がかかりやすいかをあらかじめ把握しておくと、全体のスケジュールを立てやすくなります。
特に「会社比較・媒介契約」から「販売活動」にかけては個別の条件による差が大きく、前章で紹介したように、不動産会社によって成約までの平均期間には違いがあります。

以下の表はあくまで目安として捉え、実際のスケジュールは依頼先の担当者に確認しながら進めてください。
| ステップ | 主な内容 | 期間の目安 | 売主が行うこと |
| 査定依頼 | 物件情報を伝えて査定を申し込む | 申し込み自体は短時間 | 所在地や物件情報を整理する |
| 査定 | 机上査定または訪問査定を受ける | 数日程度が一つの目安 | 必要に応じて訪問日を調整する |
| 会社比較・媒介契約 | 査定内容を比較し、売却を任せる会社を決める | 比較検討期間によって異なる | 査定根拠や販売方針を比較する |
| 販売活動 | 広告掲載や内覧を通じて買主を探す | 物件条件や価格設定により大きく異なる | 内覧対応や価格調整を行う |
| 売買契約 | 買主と条件を合意して契約する | 買主決定後に条件を調整 | 価格や引き渡し条件を確認する |
| 決済・引き渡し | 残代金を受け取り物件を引き渡す | 契約内容やローン手続きにより異なる | 引っ越しや必要書類を準備する |
上記の期間はあくまで目安です。物件条件、市況、売出価格、買主の住宅ローン審査の進み方などによって、実際の期間は前後する可能性があります。
査定から売却までに準備しておきたいもの

査定や売却をスムーズに進めるためには、事前にいくつかの資料を準備しておくと安心です。ここでは、査定依頼の段階から用意しておきたい主な資料を紹介します。
| 資料・情報 | 主な例 | 確認できること・用途 |
| 物件の基本情報がわかる資料 | 登記事項証明書、固定資産税の納税通知書、建物図面など | 面積・所有者・物件概要などの確認 |
| 購入時の資料 | 売買契約書、重要事項説明書、パンフレット、間取り図 | 購入時の条件や物件仕様の確認 |
| リフォーム・設備関係の資料 | リフォーム履歴、設備交換の記録など | 現在の物件状態を伝える材料 |
| 住宅ローン関係の資料 | 返済予定表、残高証明書など | ローン残債や資金計画の確認 |
※すべてそろっていなくても査定相談は可能です。必要書類は依頼する不動産会社に確認しましょう。
物件の基本情報がわかる資料
査定を依頼する際は、所在地や土地・建物の面積、間取り、築年数などが確認できる資料を手元に用意しておくと、やり取りがスムーズに進みます。登記簿謄本や固定資産税の納税通知書、建物の図面などがあれば、担当者に物件の状況を正確に伝えやすくなります。
特に訪問査定を依頼する場合は、あらかじめ物件の基本情報を整理しておくことで、当日の説明にかかる時間を短縮できるでしょう。手元に資料がそろっていない場合でも、わかる範囲の情報を伝えるところから相談を始めて問題ありません。
必要な資料は、査定を依頼する不動産会社に確認しながら少しずつそろえていけば十分です。
購入時の売買契約書や間取り図
物件を購入したときに受け取った売買契約書や重要事項説明書、パンフレット、図面などが手元にあれば、あわせて準備しておくとよいでしょう。
これらの資料には、購入時の取引条件や物件の詳細な仕様が記載されているため、査定額の算出や売却活動を進めるうえでの参考情報になります。特に、リフォームや設備の交換履歴がわかる資料があると、物件の現状をより正確に伝えることにつながります。
購入時の資料が見当たらない場合でも、法務局で登記事項証明書を取得するなど、別の方法で物件情報を確認できることもあるため、担当者に相談してみてください。
住宅ローン残高がわかる資料
物件にまだ住宅ローンが残っている場合は、金融機関から送られてくる返済予定表や残高証明書などで、現在のローン残債を把握しておくことが大切です。売却代金でローンを完済できるかどうかは、売却を進めるうえで早い段階から確認しておきたいポイントの一つです。
残債の金額によっては、売却のタイミングや価格設定の考え方が変わってくる場合もあります。ローン残高がすぐにわからない場合は、金融機関に問い合わせるか、返済予定表の記載内容を確認することで把握できます。
売却を具体的に検討し始めた段階で、早めに残高を確認しておくと、その後の資金計画も立てやすくなるでしょう。
スケジュールが遅れやすいケース

売却のスケジュールは、いくつかの要因によって想定より長引くことがあります。あらかじめ遅延要因を知っておくことで、事前に対策を立てやすくなります。
相場より高すぎる売出価格を設定している
売出価格を周辺相場よりも高く設定すると、購入検討者からの反応が集まりにくくなり、内覧の申し込みや問い合わせが伸び悩む原因になります。
価格が相場から離れているほど、購入検討者の比較対象から外れやすくなり、結果として売却期間が長期化する可能性があります。反響が少ないまま販売期間が長引くと、最終的に値下げを余儀なくされ、当初の想定よりも時間がかかってしまうケースも見られるでしょう。
売出価格を検討する際は、査定額の根拠となった成約事例や市場動向を確認しながら、根拠のある価格設定を心がけることが大切です。
相続や共有名義などの権利関係が整理されていない
相続によって取得した物件や、複数人で共有している物件を売却する場合は、売却前に権利関係を整理しておく必要があります。2024年4月1日からは原則として、不動産を相続で取得したことを知った日から3年以内に相続登記を申請する義務があります。
権利関係の整理には時間がかかることが多いため、売却を検討し始めた段階で早めに不動産会社や司法書士、弁護士などの専門家へ相談しておくことが重要です。
権利関係に不明点がある状態で売却活動を進めてしまうと、契約直前になって手続きが滞る可能性もあるため注意しましょう。

住宅ローンや抵当権の整理に時間がかかる
物件に住宅ローンが残っている場合、売却代金で完済して抵当権を抹消する手続きが必要になります。ローンの残債状況や金融機関とのやり取りによっては、この手続きに一定の時間がかかることもあるでしょう。
査定を依頼する段階でローン残高を把握しておくと、その後の資金計画や手続きを無理なく進められます。
特に、売却代金だけでは完済できない可能性がある場合は、早い段階で金融機関や不動産会社に相談し、対応方法を確認しておくことをおすすめします。事前準備を怠らなければ、決済・引き渡しの段階で慌てずに済むでしょう。

内覧の日程を確保しにくい
購入希望者が現れても、内覧の機会を十分に確保できないと、検討がなかなか進まないことがあります。在宅時間が限られている場合や、内覧希望日が集中してしまう場合は、対応できる日程が限られ、購入検討のタイミングを逃してしまう可能性があります。
内覧対応の負担が大きいと感じる場合は、不動産会社に相談し、鍵の預かりによる立ち会いなしの内覧や、オンライン内覧の活用など、対応方法を工夫できないか確認してみるとよいでしょう。
柔軟な対応ができる体制を整えておくことで、購入希望者との接点を増やしやすくなります。
売主と買主の条件調整に時間がかかる
購入希望者が現れても、価格や引き渡し時期、付帯設備の扱いといった条件がすぐに一致するとは限りません。希望条件に開きがある場合は、不動産会社を介した交渉に時間がかかり、契約締結までの期間が長引く可能性があります。
特に、引き渡し時期については、売主側の引っ越し準備や買主側の入居希望時期が重なり合わないことも珍しくありません。
条件交渉が長引きそうな場合は、優先したい条件とある程度譲歩できる条件をあらかじめ整理しておくと、担当者を通じたやり取りの負担を減らせます。
中野区で不動産会社を選ぶときの比較ポイント

不動産会社を選ぶ際は、査定額の高さだけでなく、根拠の説明や地域理解、提案内容まで含めて比較することが大切です。ここでは、中野区で依頼先を選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。
| 比較ポイント | 確認したい内容 | チェック方法 |
| 査定価格の根拠 | 成約事例や立地・築年数などを根拠に説明しているか | 「この査定額になった理由」を質問する |
| 中野区への理解 | 地域の需要や購入希望者の傾向を把握しているか | 中野区での販売戦略を聞く |
| 売却時期への対応 | 価格重視・スピード重視など希望に合わせられるか | 希望時期を伝えて具体策を聞く |
| 査定後の対応 | 契約を急かさず比較・検討する時間を取れるか | 査定後の担当者の対応を見る |
査定価格の根拠を具体的に説明してくれるか
査定額を提示された際は、その金額がどのような根拠にもとづいているのかを確認しましょう。周辺の成約事例や物件の立地条件、築年数などを具体的に示しながら説明してくれる会社であれば、査定額の妥当性を判断しやすくなります。
反対に、根拠があいまいなまま高額な査定額だけを提示するようなケースでは、実際の売却活動で価格を下げざるを得なくなる可能性も考えられます。
査定額の理由を尋ねたときに、具体的なデータや事例をもとに説明してもらえるかどうかは、依頼先を選ぶ際の一つの判断材料になるでしょう。
中野区の売却事情を踏まえて提案してくれるか
中野区は、エリアによって物件の需要や購入希望者の年齢層、ライフスタイルの傾向が異なります。地域の物件需要や購入希望者の傾向を踏まえたうえで、具体的な販売戦略を提案してくれる会社であれば、より実情に即した売却活動が期待できます。
単に全国共通の一般論を説明するだけでなく、中野区ならではの事情に触れた提案があるかどうかを確認してみるとよいでしょう。地域密着で活動している会社であれば、こうした地域特性を踏まえた提案を受けやすい傾向があります。
希望する売却時期に合わせた提案があるか
売却において何を優先するかは、人によって異なります。価格をできるだけ高くしたい方もいれば、なるべく早く売却を完了させたい方もいるでしょう。
価格重視かスピード重視かといった希望に応じて、売出価格の設定や販売活動の進め方を柔軟に提案してくれるかどうかを確認しておくことが重要です。
担当者に自分の希望を伝えたときに、それに沿った具体的な戦略を提示してくれるかどうかは、信頼できる依頼先を見極めるうえで参考になるポイントです。

査定後に売却を急かされないか
査定を依頼した段階では、まだ売却するかどうかを決めかねている方も少なくありません。まだ検討段階であることを尊重し、判断に必要な情報や資料を丁寧に提供してくれる担当者であれば、安心して相談を続けやすくなります。
反対に、査定後すぐに契約を迫るような対応をされた場合は、いったん距離を置いて他の会社とも比較してみることをおすすめします。焦らずに検討できる環境を整えてくれる担当者かどうかは、長期的な信頼関係を築くうえでも重要な視点です。
中野区で不動産査定を相談できるおすすめ会社3選

ここまで解説してきた流れを踏まえ、中野区で不動産査定を相談できる会社を3社紹介します。それぞれ公式サイトで確認できる特徴をもとに、同じ基準で整理しました。
| 会社 | 主な特徴 | 売却方法・対応内容 | 向いている人 |
| 中野区不動産売却相談センター(リヴウェル株式会社) | 中野区に特化した不動産売却・購入の相談窓口 | 売却、購入、住み替え、相続・買取などの困難案件相談 | 中野区に詳しい会社へ相談したい人、相続なども含めて相談したい人 |
| オークラヤ住宅株式会社 新宿営業所 | 首都圏の中古マンションを中心に売買を展開 | 仲介、直接買取、買取保証、リースバック買取 | 中古マンション売却や複数の売却方法を比較したい人 |
| すみふの仲介ステップ 中野営業センター | 住友不動産グループのネットワークを活用 | 不動産売買・賃貸仲介、資産活用・相続などの相談 | 大手ネットワークを活用したい人、幅広い相談をしたい人 |
中野区不動産売却 相談センター(リヴウェル株式会社)

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 中野区不動産売却相談センター(リヴウェル株式会社) |
| 住所 | 〒164-0003 東京都中野区本町4-48-17 新中野駅上プラザ2F |
| 設立年月日 | 令和3年2月24日 |
| 資本金 | 6,050万 |
| 電話番号 | 03-6382-4223 |
| 公式サイトURL | https://riv-ere.com/baikyaku-nakano-fudousan |
中野区不動産売却相談センターは、リヴウェル株式会社が運営する、中野区に特化した不動産売却・購入の相談窓口です。拠点は東京メトロ丸ノ内線新中野駅から徒歩1分の場所にあり、地元中野区に根ざした活動を行っています。
サービスは不動産売却・不動産購入・住み替え・困難案件対応の4つに分かれており、相続や買取、賃貸運用、隣地トラブルといった案件にも、必要に応じて弁護士や税理士と連携しながら対応する体制が特徴です。
スタッフには大手不動産仲介業出身の経験豊富な人材がそろっており、公式サイトでは「1分で完了|無料相談スタート」と案内する問い合わせフォームを設けていて、相談無料・秘密厳守としています。
公式サイトでは「ご売却が決まっていなくてもOK」と明記されており、査定だけを気軽に依頼したい方にも配慮された窓口です。
住み替えでは売却から購入まで一貫したサポートを受けられる点も特徴で、中野区での売却をまず地元の窓口に相談したい方や、相続・買取など難しい案件も含めて総合的に相談したい方に向いています。
なお、以下の記事では中野区不動産売却相談センターの口コミ・評判を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
また、詳しい情報は公式HPでも確認できます。ぜひ、チェックしてください。
オークラヤ住宅株式会社 新宿営業所

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | オークラヤ住宅株式会社 |
| 住所 | 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー12F |
| 設立 | 昭和57年11月15日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 電話番号 | 0120-958-045 |
| 公式サイトURL | https://www.ohkuraya.co.jp/ |
オークラヤ住宅株式会社は1982年11月設立、東京都千代田区麹町に本社を置く不動産会社で、首都圏の中古マンションを中心に40年にわたり不動産の仲介・売買を手がけてきました。資本金1億円、従業員359名を擁し、首都圏に13拠点を展開しています。
新宿営業所は新宿駅A17出口から徒歩0分という好立地にあり、新宿区・千代田区・文京区・豊島区・中野区・世田谷区・渋谷区・杉並区・狛江市など、都心から城西エリアを対応範囲としています。
売却方法として仲介のほか直接買取、買取保証、リースバック買取の4種類を用意しており、状況に応じて売却方法を選べる点が特徴です。あわせて住宅ローン相談やリフォーム・リノベーション物件の提案など、購入・売却を一体的にサポートする体制も整えています。
中古マンションに関する長年の知見を生かした提案を受けたい方や、仲介以外の売却方法もあわせて検討したい方に向いている会社です。
また、以下の記事では、オークラヤ住宅(新宿支社)について書いているので参考にしてください。
すみふの仲介ステップ 中野営業センター
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 住友不動産ステップ |
| 住所 | 〒164-0001 東京都中野区中野2-24-11 ナカノサウステラ2F(中野営業センター) |
| 設立 | 1975年3月1日 |
| 資本金 | 29億7000万円 |
| 電話番号 | 0120-832-842 |
| 公式サイトURL | https://www.stepon.co.jp/ |
すみふの仲介ステップは、住友不動産ステップ株式会社が運営する不動産売買・賃貸の仲介ブランドです。
同社は1975年3月設立、東京都新宿区西新宿に本店を置き、資本金29億7,000万円、従業員3,060名を擁する住友不動産グループの一員として、不動産の売買・賃貸仲介や受託販売業務などを手がけています。
中野営業センターは、中野区エリアの不動産売却・購入相談に対応する営業拠点として、同社公式サイトの営業センター検索から案内されています。
全国規模の住友不動産グループのネットワークと情報力を背景に、売却だけでなく賃貸仲介や資産活用・相続対策まで幅広く相談できる体制が特徴です。
宅地建物取引業のほか、第二種金融商品取引業や不動産特定共同事業など複数の許認可を取得しており、資産運用も含めた幅広い相談に対応できる基盤を持っています。
中野区で対面相談できる拠点を探している方や、売却だけでなく住み替えや相続など幅広いテーマもあわせて相談したい方に向いています。
また、以下の記事ではすみふの仲介(中野営業センター)について書いているので、参考にしてください。
査定から売却までの流れを知り余裕を持って準備しよう

ここまで、査定依頼から媒介契約、販売活動、売買契約、決済・引き渡しに至るまでの流れと、それぞれにかかる期間の目安を確認してきました。
査定を依頼したからといって必ず売却しなければならないわけではなく、まずは物件の現在価値を知るところから始めても問題ありません。
実際に売却を進める場合は、希望する時期から逆算してスケジュールを組み立て、権利関係の整理や必要書類の準備を早めに進めておくと、余裕を持って手続きを進めやすくなります。
どの不動産会社に相談すればよいか迷う場合は、記事内で紹介した比較ポイントやおすすめ3社の情報を参考にしながら、自分の希望に合った依頼先を探してみてください。まずは査定だけでも相談してみることから始めてみましょう。
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